オフィシャルブログ

NBFの安全をお届けシリーズ~part9~

皆さんこんにちは!

株式会社NBF、更新担当の中西です!

 

第3回|交通誘導の基本—片側交互通行・合図・規制運用

 

交通誘導の目的は、工事の安全と交通の円滑を両立させること。ドライバー・歩行者・自転車・工事関係車両が“お互いの意図を読み合える状態”を作るのが理想です。ここでは片側交互通行を軸に、現場設計と運用の要点を解説します。

 

1)施工計画と規制図:現場の“設計図”を読み解く
最初に施工手順・搬入出・重機動線を確認し、規制図に落とし込みます。見通し距離・制限速度・交差点距離を勘案し、徐行・停止位置を決定。ドライバーが「次に何をすればいいか」を直感で理解できる並びにします(予告→速度調整→停止→誘導)。

 

2)片側交互通行の運用:信号のない“信号機”になる
• 停止位置を守る:停止線の手前で“余白”をつくると追突を防げます。
• 見合い時間の調整:対向の“待ち時間”が長すぎると焦りが事故の火種に。小刻み運用で不満を溜めない。
• 無線で先頭車情報を共有:「大型1台+普通3台」など、塊で通す設計にすると効率UP。
• 歩行者優先の瞬間判断:高齢者・児童には片側を止め切る勇気。

 

3)合図:停止・徐行・誘導の“型”をそろえる
• 停止:胸の前で両手を交差→運転手の目を見る→静止を確認。
• 徐行:手のひらを下に、上下で速度コントロール→明確な幅で。
• 進行:腕を大きく“開く”→進行方向を指差し→お辞儀で感謝。
• バック誘導:運転手と合図の事前確認→死角に入らない→停止の逃げ場を確保。‍♂️

 

4)夜間・雨天・強風:視認性と声の届き方
• 夜間:逆光を避ける位置取り。誘導灯は胸の高さで“面”を見せる。
• 雨天:フードが視界を狭める→横目確認を増やす。合図は大きく。
• 強風:看板・コーンの転倒を先読みし、予備重りを用意。

 

5)歩行者・自転車・バス停:生活動線に敬意を
• 歩行者:臨時横断を設け、遠回りを強いない。
• 自転車:降車をお願いする際は短く丁寧に。
• バス停:停留所の一時移設と案内看板を事前周知。

 

6)ヒヤリハット事例と対策
• 見通しの悪いカーブ:手前に予告員を追加し、速度を落とす。
• スマホ注視の歩行者:足元サイン(路面矢印・テープ)で視線を下に誘導。
• 雨で路面反射:反射材の位置を下げると視認性が回復。

 

7)チェックリスト(抜粋)
• 規制図/見通し距離/停止位置/退避地
• 合図の統一・ロールプレイ
• 予備バッテリー・雨具・替え手袋・タオル
• ドライバー心理を和らげる一言ボード(「ご協力ありがとう」)

 

まとめ
交通誘導は「安全のために待っていただく」時間を、納得感のある体験に変える仕事です。合図の大きさ・位置取り・一言のやさしさで、事故は確実に減らせます。次回は現場準備のすべてを、手順化して解説します。